TOPページ > 女性特有の病気(婦人疾患) > 子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮の壁を構成する子宮平滑筋の一部が増殖してこぶ状に変化した良性の腫瘍です。
20~50代の女性に見られます。実際には、米粒大のものまで含めると、40代のほとんどの女性に子宮筋腫があるといわれています。
子宮筋腫ができる原因はまだはっきりとは分かっていません。もともとの体質に加え、女性ホルモンのエストロゲン・プロゲステロンの作用で、筋腫が大きくなっていくものと考えられています。
子宮筋腫の症状には、経血過多、月経時の出血持続期間が10日以上と長くダラダラ出血が続く、不正出血、月経周期が長い、月経時にレバーのような血の塊が出る、貧血、おりものが増えた、(筋腫によって腸が圧迫されるために)トイレが近い・便秘であるなどがあります。
症状の重さは子宮筋腫の大きさとはかならずしも一致せず、子宮の外側に向かって成長していくタイプの筋腫の場合、筋腫が1、2kgほどに大きくなっていても痛みや出血などの症状がないこともあります。
一方で、子宮内で下部に向かって大きくなる筋腫では、受精卵が着床しにくく不妊の原因となったり、流産や早産になりやすくなることがあります。
子宮筋腫の検査は、内診や超音波検査、血液検査、MRI検査などです。
子宮筋腫の治療には薬物療法と手術療法とがありますが、筋腫が小さく、日常生活に支障がなければ、特に治療をせず、検診のみで経過観察することもあります。筋腫が大きくて日常生活に支障がある場合や、月経痛がひどい場合には、治療を行います。
薬物療法ではホルモン剤(Gn-RHアナログ製剤)が使われます。Gn-RHアナログ製剤は、脳のホルモン中枢に働きかけて一時的に閉経したような状態を作り出し女性ホルモンの分泌を抑制して筋腫を小さくしますが、副作用として更年期様の症状が出やすくなります。そのため、半年程度しか継続して用いることができませんが、服用をやめると再び子宮筋腫は元の大きさに戻ってしまいます。
手術は、子宮筋腫のみを摘出する方法、子宮を全摘出する手術、また開腹手術と内視鏡による手術があります。筋腫のみを摘出した場合、複数の筋腫があった人では手術後も再び筋腫ができる可能性もあります。
どのような手術を行うかは、年齢や今後妊娠を希望するかどうか、悪性腫瘍や卵巣嚢腫などの合併があるか、症状の重さ、などによって異なりますので、医師と相談し、納得の行く方法を選択するようにしましょう。
スポンサードリンク
|
|