PMS(月経前症候群)の症状には、人それぞれさまざまなものがあります。
身体的な症状で現れやすいのは、下腹痛、腰痛、頭痛、肩こり、めまい、乳房のはり、冷え、下痢・便秘など、生理痛(月経困難症)と共通するような症状です。胃腸の症状ではPMSでは食欲が増し特に甘いものが無性に食べたくなるという人が多いのですが、逆に食欲が減退する人もあります。さらに、むくみ、にきび、肌荒れ、疲れやすい、眠くなる、などの症状も起こります。
精神的な症状では、イライラする、怒りっぽくなる、ゆううつ、無気力、涙もろくなる、不安感、性欲亢進または減退などがよく見られる症状です。
PMSで体に現れる症状の多くは、「むくみ」がベースになっています。
むくみ、というと足首や太ももなど下半身に現れるものがすぐに想像されるかもしれません。実際PMSでも腰や足が重だるい感じがしたり、太ももの裏側がしびれたり突っ張ったり、という人が多いのです。また、乳房の張りもむくみによるものです。その他にも、むくみは全身に現れる症状なので、たとえばPMSによる便秘は、腸壁がむくんでしまって腸の動きが悪くなるために起こると考えられます。
PMSの症状は多岐に渡ります。また、PMSの症状は生理前3日~10日前に現れ、生理の開始とともに消えていくことが多いのですが、その症状の現れ方や程度も人によって違っているために、中にはPMSである、という自覚がない人もいます。イライラして、つい、家族や同僚など周囲の人に当たってしまい、後で自己嫌悪になるようなこともあります。
不快な症状が生理の前に周期的に現れているのであればそれはPMSかもしれません。基礎体温表をつけて生理周期と不快な症状が関係しているかをチェックしてみましょう。
PMSであることを自覚するだけでも、
むくみやすくなるからお風呂にゆっくり入ってストレッチをしてから寝よう、
「すこしイライラしやすくなっていてごめんね」と家族に言っておく、仕事上の大事な約束や決断はPMSの期間中にはできるだけ入らないようにする、
など対策が取りやすくなります。
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