PMSで起こる症状

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PMSで起こる症状


大人ニキビ

排卵後、生理が始まるまでの間は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が急激に増えます。黄体ホルモンの働きは、子宮内膜を精卵の着床に適した状態にすることですが、皮膚においては、皮膚の分泌が増える、ということが起こります。

そのため、頭痛やイライラなどの他のPMS症状がなくても、黄体期(生理前)にはニキビができる、という経験をする人は多いでしょう。

大人ニキビは繰り返す、といいますが、月経周期に伴う女性ホルモンの変動に沿って、毎回生理の前にニキビができやすい、という意味で繰り返していることもあります。

さらに、他のPMS症状がニキビの原因になっていることも考えられます。

便秘は直接ニキビの原因になるわけではありませんが、便秘になると腸内の悪玉菌が増えたり、活性酸素が増えたりすることで皮膚のターンオーバーが乱れて毛穴に老廃物が詰まりやすくなることでニキビができやすくなります。

便秘に限らず、頭痛などの辛い症状がストレスになったり、PMSの精神面での症状でのイライラもニキビができやすくします。

また、生理前になると食欲が増し、特に甘いものが食べたくなる、ということがありませんか?「甘いもの=糖分」がほしくなるのは血液中の糖分の量が下がった、というサインが脳や膵臓に送られるためですが、生理前の女性は通常のときと比べて血糖値の下限のレベルが上がり、すぐに「血糖値が下がったので糖分を摂取するように」というサインが出てしまうのです。

さらに、PMSの女性は、もともと低血糖になりやすい、とも言われています。糖分は炭水化物(ご飯や野菜、豆に含まれる)を分解して得られるので、糖分=甘いものではないのですが、低血糖になりやすい状態のときにはどうしてもすぐに分解される砂糖などの甘いものを摂りがちで、そのことがニキビの原因にもなります。

PMSの治療法として、低容量ピルを服用しても、即ニキビが改善されるとは限らず、降下には個人差がありますが、PMSのつらい症状が軽減することでストレスが取り除かれ肌の調子もよくなることがあります。サプリメントによる低血糖症の治療や、漢方薬による治療は全身の状態を改善しますので、生理前に必ず繰り替えず大人ニキビの状態にも変化が見られるようです。

排卵痛

排卵直後から生理前に起こる症状がPMSですが、排卵痛とは、生理周期の中で排卵が起こる時期に主に下腹部に生じる痛みのことを指します。

前の月経が終わると、視床下部からの指示によって下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、その作用で卵巣内の原始卵胞のうちいくつかが成長を始め、エストロゲンを分泌します。卵胞の1つが十分に成熟すると脳下垂体から黄体化ホルモンが分泌されて、卵胞が破裂して卵子が飛び出すのが「排卵」です。

排卵痛は、卵胞が破裂する少し前から卵胞が破裂するころにかけて起こります。排卵は左右交互に起こるので、月ごとに下腹部の右側、左側が交互に痛むとはっきり感じる人もいます。

排卵は、普通は卵胞が直径2cm位の時に破裂して起こりますが、なかなか卵胞が破裂せずに大きくなって周囲の組織を圧迫するために起こる、卵巣そのものが排卵前には少し大きくなるために痛みが起こる、などと考えられていますが、根本的な原因はよく分かっていません。

排卵痛とPMSは別のもので、直接の因果関係はありませんが、
排卵の前後に下腹部痛以外の頭痛や肩こりなどのPMS症状が現れる人もいますし、
排卵痛がありその後はPMSの症状に移行していくという人や、
排卵痛と生理痛の両方がある、という人もいます。

漢方では、ストレスや体力の低下によって、肝や腎の機能が落ちることで気・血・水のめぐりが停滞し、その結果、現れる症状が排卵痛であったり、PMS、生理痛であったりする、と考えます。体質と症状に適した漢方薬が処方され、排卵痛、PMS、生理痛(月経困難症)の複数の症状がある場合も、大本である気・血・水のめぐりを改善することで症状の改善を図ります。

排卵痛は、排卵時前後だけの痛みであるために、あまり強い痛みにならない場合は特別な治療をしていないという人も多いようです。ただし、卵管閉塞や子宮内膜症による痛みが排卵時に起こることもにありますので、排卵痛がひどかったり、痛みが次第に強くなってきたりしているといった場合には婦人科を受診したほうがよいでしょう。

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