機能性低血糖症では、血糖値をコントロールする機能がうまく働かず、血糖値が低い状態が続いたり、急激に血糖値が低下したりしている状態です。そのために、ホルモン分泌や自律神経の乱れを引き起こします。低血糖にはさまざまな症状がありますが、その多くは自律神経症状や精神症状にかかわっています。
血糖が低下することで、頭がボーとする。眠くなる。片頭痛がおきる。身体がだるくなる。などの症状がおきやすくなります。
血糖値が下がると血糖値を上げるためにアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されますが、アドレナリンやノルアドレナリンは糖を細胞内から血中に出す以外にも、交感神経を刺激し、筋肉を収縮させ、緊張状態を作って、全身にさまざまな影響を及ぼします。
低血糖症の人の多くが、だるい、疲れやすい、肩が凝る、不眠傾向がある、手足が冷えやすいといった身体症状を持っています。女性では冷えに伴い、生理痛やPMSを訴える人もいます。また、精神症状として、イライラして切れやすい、落ち込みやすい、甘いものがやめられない、過食傾向がある、パニックになる、といった症状が見られます。
また、砂糖などの単糖類が過剰になる食生活では、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの他の必要な栄養素が十分に摂れていないことが多いのです。
たんぱく質が不足すると疲れやすくなります。またたんぱく質は、体を構成する筋肉や血管だけではなく、神経伝達物質の材料にもなり、不足するとキレやすくなったり、イライラしたりします。
ミネラルの中でも鉄や亜鉛の不足は、キレる、イライラする、疲労感、うつなどにかかわります。
ビタミン類では、特にビタミンB群は摂取不足だけではなく、砂糖などを摂れば摂るほど消費されてしまいます。血液中の糖を細胞内に取り込む糖代謝ではビタミンB群が使われるためです。ビタミンB群には、このエネルギー代謝の他に、脳・神経系に作用する働きがあります。不足すると、エネルギー代謝がスムーズに行われずに疲労感、だるさの原因になり、イライラ感や、抑うつ症状、パニック発作にも影響します。
低血糖によって自律神経やホルモンのバランスが乱れ、栄養素が不足していることは、生理痛についても痛みを増す原因になると考えられます。
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